はじめてのフランス一人旅~Vol.5 謎のバス!? | シャンブル・ミルフィーユ Chambre Mille Feuilles

2020/09/14 05:00

アヴィニョンTGV駅から、アヴィニョン中央駅までほんの5分。
そして、中央駅から目的の地、リル・シュル・ラ・ソルグに向かう
12:40発のTERといういわゆる普通列車に乗る予定でした。
ところが、中央駅の列車案内に、その時間の列車が表示されていません。
駅員さんに聞いたのですが、そんな時間の列車はないね~というではないですか!
SNCFのアプリで調べてきたのに・・・・!?🥱

でも、そのおじさんが、列車はないけどバスがあるよ、と教えてくれました。
それは国鉄SNCFのバスでAuto carというバスです。
そういうバスの存在は調べて知っていたし、私はユーレイルパスを買っていたので、
そのチケットでバスにも乗れることを確認しました。

バスの時間は12;50だったかな?まだ余裕はあります。
ーバス停が、そこにあるから。
と指さしてくれたところをちゃんと確認するべきだったのですが、
駅前の大通りにバスが走っていたので、私はてっきりそこを指さしたと思い込んでいました。
駅を出た右側にも大きなバスセンターがありました。でも、そこはZOUというローカルバスのバス停です。
そのバスに乗ってリル・シュル・ラ・ソルグに行けることもわかっていたのですが、せっかくユーレイルパスもあるのだから、
わざわざ別にお金を払うのももったいないと思って、今回はそのバスを利用するつもりはありませんでした。

駅前の大通りに下ってみましたが、SNCFのバス停はなさそうです。
いったいおじさんが指さしたのは、どこのバス停のことだったの?と焦りました。
スーツケースをゴロゴロ転がしながら、駅前を行ったり来たり。
もう一度駅に戻って冷静に見回したところで、ちょっと人が集まったところにバス停が!?
駅を出て、すぐ左にあったのでした。もっとわかりやすくサインを出しておいてよ~😥

見つけてすぐにバスが来たので、ギリギリ間に合いました。

バスはリル・シュル・ラ・ソルグ行き、となっていましたが、運転手さんに、
ーリル・シュル・ラ・ソルグに行きますか?
と一応確認しました。そこで私が降りる、ということも伝えて。
これで終点まで行けば、目的地に着くんだ~と、ホッと一安心。
ここから約40分ほど揺られて行きます。

バスから眺めるアヴィニョンの城砦・・・ちょっとなつかしい風景でした。
その話は、またいつか書くとして。

バスは住宅街を抜けて走ってくれるので、フランスの小さな街の風景がとても新鮮です。
観光地ではない、当たり前の日常のフランス。
ようやくこの旅の目的が果たされようとしています。

そんなわくわくとした思いを抱きながらバスに揺られて、30分ぐらいたった頃でしょうか、
バスが、バス停でもないような街の一角に停まりました。

ん?なんでこんな所に停まるの?😯
とっても不思議でした。
それとも、ここも一応バス停なのかな?
でも、そこで誰が降りるわけでも、誰かが乗ろうとしているわけでもないのです。
それとも、ここから乗ろうとする人を待ってあげているのかな・・・?

もっと不思議なのは、このバスに乗っている乗客が、何も言わないこと!
なんか日本だったらこんな時、『おい、どうしたんだ?こんな所に停めて!』
とかって、絶対文句を言う人が一人はいるはず。
でもだ~れも何も言わないんです。
ただ、運転手さんが誰かに電話をして話していたその内容で、みんな事態を把握して
いたのかもしれません。

私の横に、マダムが座っていたので、何があったのか聞こうかな、と思ったのですが、
バスがあまりにも静まりかえっていて、なんだか話しかけるのも恥ずかしくて・・・
いや、フランス語が伝わらなかったらとか思ったりして。
マダムも小さく、やれやれといった感じのため息をついただけ。
なんとなく、バスが予定通りには走れない・・・みたいな雰囲気。

おおよそ30分ぐらいその場に停車していましたが、ようやくバスが動き始めました。
どうしてここに停まっていたのかとか、何の説明もないし謝るでもなく、突然動き出しました。

なんだか訳がわからなかったけど、まあ動き出したからいいか・・・と、勝手に納得した私😥

やがて、街の標識に、『L'isle- sur- la- Sorgue』という文字が出て、目的地はもうすぐだ!と
心躍りました。😃
それから間もなくして、バスが停まりました。
フランスのバスは、通常乗るときに行き先を告げて支払いをするので、降車ボタンがバスに付いていなくて(付いてるバスもある)
運転手さんが降りる人を把握して、停まってくれると聞いていました。
もしかして、ここが? 他に降りる人がいないようです。
ーここがリル・シュル・ラ・ソルグですか?
と聞いたら、そうだよ、と言うので、慌てて降りました。

ーこのバスはSNCFのバスだから、確かリル・シュル・ラ・ソルグの国鉄駅に着くはずなんだけど、ここが駅なのかなあ?
と思いながら。🙄
 
降りて、辺りを見回すと、いやいや普通に街の中。駅なんて、そこにはなさそうです。
降ろされた所にはバス停もなく、いったいここは何処なの?
と見たら、反対側にバス停がありました。
なんと、ここは『LE THOR ル・トール』というバス停。😨

バス停の路線図を見ると、そこはリル・シュル・ラ・ソルグの一つ手前のバス停ではないですか!

なんで、こんなところで降ろすの!?ちゃんと聞いたのに!?私の発音が悪かったから?
それとも、何らかの事態で、バスが進路を変えなければいけなかったのか・・・?

あのとき、やっぱり思い切ってマダムに聞いてみれば良かった・・・・。
もう情けないやら、悔しいやら・・・・😭あと一歩のところでこんな目に遭うなんて。😰

しかも、そのバス停はSNCFのバス停ではなくて、ローカルバスZOUのバス停でした。
でもだったら、逆にそのバスで間違いなく行けると判断しました。
だって、あと一駅ですから。
一駅とはいえ、地図を見たら、とても歩いて行ける距離ではなさそうです。
ただ、そこのバス停の次のバス停は、進行方向が反対、つまり一駅前の上りのバス停。
じゃあ、下りのバス停は? 普通なら向かい側にあるところですが、それが見当たりません。
すぐ近くに開店前のバー?があったので、そこにちょうど入ろうとしたおじさんに声かけて聞くと、
バス停はこっちだよ、とかなり離れたところにあることを教えてくれました。
そこからバスに乗れば大丈夫!と確信しましたが、次のバスまで、確か1時間30分ぐらいありました。
とにかく、待つしか無いな・・・と。

ル・トールというこの街は、ググっても何という観光地でもなく、ただの小さな街。
ちょうどそこが街の中心だったようで、幸い広場があったので、ベンチに腰掛けて待つことにしました。
何事もなければ、13時過ぎには目的地に着く予定で、それから街をぶらっと散策できるかな、と思っていました。
でも乗る予定のバスは16時😅 それでもなんとか暗くなる前には着きそうです。
お昼ご飯も食べていなかったけれど、KIOSKで買っておいたお菓子もあったので、
それで済ませました。







こんなことでも無ければ、絶対立ち寄ることもなかった小さな街。
でも見上げれば、おっきな空!
あ~、ここはフランス🥰
早朝から色々あって、ドキドキはらはらの一日だったけど、
なんとかここまで来れたし、たぶん今度のバスには乗れるだろうし!?乗れなかったら最悪タクシーかな、と開き直って。
心地よい秋の風に、疲れた心も癒やされたのでした😉